葬儀後の相続手続きを相談できる行政書士事務所【東京】

葬儀を終えたあと、多くのご遺族が直面するのが手続きの多さです。年金や健康保険の資格喪失届、預貯金口座の解約、公共料金や不動産の名義変更など、期限が定められたものも少なくありません。なかでも負担が大きいのが、被相続人の出生から死亡までの戸籍をすべて遡って集める作業です。本籍地が何度も変わっている場合、複数の自治体に請求をかける必要があり、揃うまでに数週間かかることもあります。
こうした書類の収集や遺産分割協議書の作成を代行できるのが行政書士です。弁護士や司法書士に比べて相談のハードルが低く、費用も抑えやすいため、相続人同士で争いがないケースでは有力な選択肢になります。
この記事では、葬儀後の相続手続きを相談できる東京都内の行政書士事務所を紹介します。あわせて、行政書士に依頼できる範囲と、司法書士・税理士・弁護士に引き継ぐべき場面の線引きも整理しますので、相談先選びの参考にしてください。
葬儀後の相続手続きを相談できる行政書士事務所【東京】
行政書士に依頼できるのは、遺産分割協議書の作成や戸籍等の収集といった書類まわりの業務です。相続登記は司法書士、相続税の申告は税理士、争いがある場合は弁護士が担当しますが、多くの事務所は各分野の専門家と提携しています。最初の窓口として全体を整理してもらい、必要に応じてつないでもらう使い方ができます。
行政書士ささき事務所(台東区)

出典:行政書士ささき事務所
台東区千束に事務所を構え、東京23区を中心にサポートしています。代表の佐々木良輔行政書士は理学療法士として病院や訪問看護の現場に10年以上勤務した経歴の持ち主で、ファイナンシャルプランナーの資格もあわせて持っています。
受付時間は平日9時から21時まで、休日も9時から18時まで。葬儀直後で日中に動きにくい時期でも連絡を取りやすい時間帯です。相続手続きの代行に加え、エンディングノートや遺言書の作成、死後事務委任、尊厳死宣言書、身元保証・引受人、後見人契約まで幅広く扱っています。
医療・介護・福祉の実務を現場で経験してきた背景があるため、介護を続けてきたご家族の事情を前提に話ができる相談先といえるでしょう。
行政書士長谷川憲司事務所(世田谷区)

出典:行政書士長谷川憲司事務所
小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」から徒歩15分、世田谷区砧を拠点とする事務所です。代表の長谷川憲司氏は特定行政書士で、2級ファイナンシャルプランニング技能士・相続診断士・終活カウンセラー2級の資格も保有。認知症カフェや成年後見の支援にも関わっています。
掲げているのは「傾聴を大切にした法的支援」という方針で、遺言・相続の手続きに加え、戸籍収集、銀行手続きの支援、任意後見契約、死後事務委任契約まで対応。おひとり様の終活や親世代の介護、親なき後の問題といった、手続きの前段にある不安から相談できる点が他の事務所と異なります。
営業時間は曜日ごとに異なり、火・水・木は8時30分から19時、月・土は13時から19時、金は8時30分から15時まで(日曜定休)。夕方以降にも面談枠があるため、平日勤務の方でも調整しやすいはずです。
四葉行政書士事務所(文京区)

出典:四葉行政書士事務所
東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩5分、文京区小日向にある行政書士事務所です。代表の浦松丈二氏は毎日新聞の中国総局長を務めた元記者で、宅地建物取引士の資格も持ちます。
遺産分割協議書の作成や戸籍の収集に対応し、相続登記は司法書士、相続税の申告は税理士へ連携する体制です。特徴は、関連事業の四葉不動産と合わせて、相続した不動産の売却や活用まで同じ窓口で相談できる点。
実家を相続して住むか売るか決めかねているケースでも、書類と不動産の相談を別々に繰り返さずに済みます。中国語・英語での相談にも対応し、LINEでの一言相談は無料です。
はやし行政書士事務所(世田谷区)

出典:はやし行政書士事務所
世田谷区上馬にある事務所で、代表は林安分行政書士。「話しやすい」「わかりやすい」をモットーに掲げ、専門的な手続きをできるだけかみ砕いて説明する方針をとっています。営業時間は10時から18時、土日祝は休みです。
相談は無料で、実際に会って必要書類や手続きの流れを説明する面談の段階まで無料相談として扱われます。費用面の見通しが立てやすいのも特徴で、遺産相続手続き(遺産分割協議書の作成)は30万円から40万円、遺言書作成は5万円、戸籍の収集や財産調査は各5万円の追加という料金がサイト上に明示されています。
「見積りを取るまで総額がわからない」という不安を持ちやすい方にとって、依頼前に金額の目安を確かめられるのは判断材料になるはずです。
すずらん行政書士事務所(杉並区)

出典:すずらん行政書士事務所
杉並区阿佐谷南に拠点を置く、相続分野に特化した行政書士事務所です。最大の特徴は出張型で、依頼者の自宅まで訪問して相談に応じる点にあります。通帳や権利証といった重要書類を持ち出す必要がなく、その場で確認しながら準備を進められるため、葬儀直後で外出の負担が大きい時期でも相談しやすい体制です。
対応業務は、出生から死亡までの戸籍収集、遺産調査と財産目録の作成、遺産分割協議書の作成など。相続登記は提携する司法書士、相続税の申告は提携税理士へ連携します。JR中央・総武線、東京メトロ丸ノ内線、都営大江戸線の各駅徒歩圏内なら出張費は無料。オンライン相談にも対応しています。
まごころ相続相談室│遠山行政書士事務所(大田区)

出典:まごころ相続相談室
京急線「梅屋敷駅」から徒歩10分、大森中にある事務所です。代表の遠山眞人行政書士は12年にわたり相続を活動の中心に据えており、戸籍の収集から遺産分割協議書の作成、金融機関の手続きまでをまとめて任せられます。おひとり様の身元保証も行ってます。初回相談は無料。
受付は10時から18時で、土日祝も対応可能とされています。弁護士・税理士・司法書士とのネットワークを持っているため、不動産の名義変更や相続税申告など行政書士の業務範囲を超える手続きが出てきた場合も、遺族が一から専門家を探し直す必要がありません。
相続手続きだけでなく、遺言書作成のサポート、任意後見、死後事務、見守りサービス、家族信託まで扱っている点も特徴です。対応エリアは大田区を中心に東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の首都圏全域。
三宅行政書士事務所(大田区)

出典:三宅行政書士事務所
大田区西蒲田、蒲田駅周辺にある事務所です。代表の行政書士三宅一弘は防衛省で30年間行政事務に従事したのち、地元である大田区で事務所を開設しました。強みとして掲げているのは、長年の行政事務で培った正確な書類作成です。
扱う分野は相続・遺言、成年後見、入管業務、自動車登録・車庫証明、離婚協議書の作成など。遺言書については、後日争いになりにくい遺言公正証書の形で作成する方針をとっています。
葬儀後の相続手続きと並行して、遺されたご家族自身の遺言や後見の準備まで相談できるため、「今回の相続を機に次の備えも整理しておきたい」という方に向いた事務所です。
